“甲掛草履”の読み方と例文
読み方割合
かふがけざうり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が八歳の幼時、春風が戸障子としやうじをゆすぶる日の黄昏たそがれ近くであつたが、戸口の障子を開けると、赤いひも甲掛草履かふがけざうり穿いたお河童かつぱの雪子が立つてゐた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)