“海口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいこう40.0%
うみぐち40.0%
うんのぐち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、海口かいこうまで来てみると、嘉隆のひきいる鳥羽とばの水軍は、急に方向をかえて、沖へ走り出している。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この河の、はるか海口うみぐち、尼ヶ崎の空へむかって光秀のひとみが、光芒こうぼうを放ったようにすわったとき、彼のくちびるはかつて吐いたことのない強い語気をもらした。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庄三郎の父は庄八郎と云って惣蔵のすぐの弟であったが、武勇にかけては一族の中でも並ぶもののない武士であって、有名な海口うんのぐちの戦では一番乗りをしたほどである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)