海口かいこう)” の例文
ところが、海口かいこうまで来てみると、嘉隆のひきいる鳥羽とばの水軍は、急に方向をかえて、沖へ走り出している。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すゝすゝんでつひ印度洋インドやう海口かいこうともいふきアデンわんたつし、はるかにソコトラじま煙波えんぱ縹茫へうぼうたるおきのぞむまで、大約たいやく週間しうかん航路かうろ毎日まいにち毎日まいにち天氣てんき晴朗せいらうで、海波かいは平穩おだやか
いま松島海軍大佐閣下まつしまかいぐんたいさかくかは、英國エイこくテームス河口かこう造船所ざうせんじよから、新造軍艦しんざうぐんかん」の廻航中くわいかうちうで、本艦ほんかん昨曉さくげうアデン海口かいこうで、いましも此印度洋を進航しんかうしてると、丁度ちやうど輕氣球けいきゝゆう天上てんじやうからちてたので