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樹下闇
ふりがな文庫
“樹下闇”の読み方と例文
読み方
割合
このしたやみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このしたやみ
(逆引き)
辰が天岳院前の
樹下闇
(
このしたやみ
)
に立停まると、そこに男が一人駕籠を下ろして待っていた。三次が遠くから透かし見たところでは、
痩形
(
やせがた
)
の、
身長
(
せい
)
の高い若い駕籠屋であった。
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
けれども、稚市自身はどうしたことか、両腕をグングン舵機のように廻しながら、おりおり滝人のほうを眺め、ほとんど無我夢中に、前方の
樹下闇
(
このしたやみ
)
の中に這い込もうとしている。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
吠えかかった山犬の
群
(
むれ
)
は、たちまち、千浪の得物を打ち落し、次に、彼女の体を、
濤
(
なみ
)
がしらへ泛かべたように、軽々と
引
(
ひ
)
ッ
担
(
かつ
)
いで、例の、陰々とした
樹下闇
(
このしたやみ
)
の細道へどッと走りこんだ。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
樹下闇(このしたやみ)の例文をもっと
(5作品)
見る
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
闇
常用漢字
中学
部首:⾨
17画
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