幽寂しん)” の例文
して——(女神じょしんは、まったくきておいでなさる。幽寂しんとした時、ふと御堂みどうの中で、チリンと、かすかな音のするのは、かんざしが揺れるので、その時は髪をでつけなさるのだそうで。)
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)