“幽鬱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆううつ69.2%
いううつ15.4%
いぶせき7.7%
メランコリイ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道楽に小説も書く貴族の若様といった様子の青年で、磨き抜かれた容貌に何んとなく芸術家だけが持つ、一種の幽鬱ゆううつさがあります。
焔の中に歌う (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ああまたもとの幽鬱いううつぬし消えしづむ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ここにこそ幽鬱いぶせきはあれ
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
従って泣いたり怒ったりした後にその顔に残っている幽鬱メランコリイな感じがたまらなくよい。
エレオノラ・デュウゼ (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)