“ひとまわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一廻33.3%
一周26.7%
一巡20.0%
一週13.3%
一回6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人生というものは、螺旋らせん階段を登って行くようなものだ。一つの風景の展望があり、また一廻ひとまわり上って行けば再び同じ風景の展望にぶっつかる。
狼疾記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そして秋だったら、由布山のふもと一周ひとまわりして来れば、初茸はつたけかご一杯とれるのにと残念がってくれた。
由布院行 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
あの辺を一巡ひとまわりして帰って来れば隣のラディオも止む時分になるのであろうと、罪をラディオに塗付けて、わたくしはまたもや墨田川を渡って東の方へ歩いた。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
印度人は、キーキーと言いながら、右の手には槍を持ち、左の手は高く挙げたまま、グルリと見物を一週ひとまわり見廻して正面を切ると、一心に見ていた道庵先生と期せずしてかおがピタリ合いました。
それで比較的人の通らない、閑静な曙町を一回ひとまわり散歩しようじゃないかと女をいざなってみた。ところが相手は案外にも応じなかった。一直線に生垣いけがきの間を横切って、大通りへ出た。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)