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一廻
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ひとまわ
ふりがな文庫
“
一廻
(
ひとまわ
)” の例文
その時、横町の薬屋の角から出て来た人の影があるので、よく見るとそれは今の四人連れで、この町内を四角に
一廻
(
ひとまわ
)
りして来たらしいんです。
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人生というものは、
螺旋
(
らせん
)
階段を登って行くようなものだ。一つの風景の展望があり、また
一廻
(
ひとまわ
)
り上って行けば再び同じ風景の展望にぶっつかる。
狼疾記
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
六十一は
一廻
(
ひとまわ
)
りそれからは赤ン坊から生まれ
還
(
かえ
)
った気持ですから、今日では鰹の刺身も口にするようになりました。
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
誘い疲れて断念した赫子と麻川氏は誘うのを止めて、ほんの
一廻
(
ひとまわ
)
りその辺を泳いだだけで
直
(
す
)
ぐ岸へ帰って来た。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
新吉は女から一
間
(
けん
)
ばかり離れて
夕飯後
(
ゆうめしご
)
の腹こなしに公園を
一廻
(
ひとまわ
)
りしている人のような
容
(
ふう
)
をして歩いた。七八人の人の群がむこうから来たので女の姿はちょとその陰になった。
女の首
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥