“いったん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一旦82.6%
一端10.4%
一反4.2%
一箪2.1%
一担0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第九十六 チョコレートプデン はチョコレートの削ったもの大匙一杯ほどを一合の牛乳で煎じて一旦いったん冷ましておきます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そして一旦いったんそれが解れば、始めに見た異常の景色や事物やは、何でもない平常通りの、見慣れた詰らない物に変ってしまう。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
「そうか。不愍ふびんな生れつきの者どもではある。老幼のこらずこれへ集めて、この布一端いったんずつけてつかわせ」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おのれを以て人を推せば、先祖代々土の人たる農其人の土に対する感情も、其一端いったんうかがうことが出来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
この間、ある百貨店へ木綿を一反いったん買いに参りましたが、木綿のいいのが少しも見当らないのでガッカリしました。
着物雑考 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
粗末ではあるが春着にでもと送ってくれた一反いったん山繭やままゆが、丁度お目見得の晴着となったのであった。
籠釣瓶 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それで少々得意になったので外国へ行っても金が少なくっても一箪いったんの食一瓢いっぴょうの飲然と呑気のんき洒落しゃらくにまた沈着に暮されると自負しつつあったのだ。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
子曰く、賢なるかな回や、一箪いったん一瓢いっぴょういん陋巷ろうこうにあり。人は其の憂いにえざらんも、回は其の楽しみを改めず。賢なるかな回や。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
S女に相談すると、翌日の夕、彼女の長兄のI君が一担いったんの食糧を運んでくれました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)