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一箪
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いったん
ふりがな文庫
“
一箪
(
いったん
)” の例文
子曰く、賢なるかな回や、
一箪
(
いったん
)
の
食
(
し
)
、
一瓢
(
いっぴょう
)
の
飲
(
いん
)
、
陋巷
(
ろうこう
)
にあり。人は其の憂いに
堪
(
た
)
えざらんも、回は其の楽しみを改めず。賢なるかな回や。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
といって、権門に
媚
(
こ
)
びる徒輩の
滔々
(
とうとう
)
として横行する
澆季
(
ぎょうき
)
を歎じているが、
一箪
(
いったん
)
の
食
(
し
)
一瓢
(
いっぴょう
)
の飲に満ち足りる沢庵にとって、公界は或いは苦界と見えたかも知れない。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それで少々得意になったので外国へ行っても金が少なくっても
一箪
(
いったん
)
の食
一瓢
(
いっぴょう
)
の飲然と
呑気
(
のんき
)
に
洒落
(
しゃらく
)
にまた沈着に暮されると自負しつつあったのだ。
自惚
(
うぬぼれ
)
自惚
(
うぬぼれ
)
! こんな事では道を去る事三千里。
倫敦消息
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
箪
漢検準1級
部首:⽵
15画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥