“ひとそ”の漢字の書き方と例文
語句割合
一反100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船でもが浸水し始めたららちはあかんからな。……したが、おれはまだもう一反ひとそってみてくれる。死んだ気になって、やれん事は一つもないからな
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
現にその日も万八まんぱちの下を大川筋へ出て見ますと、大きく墨をなすったような両国橋の欄干らんかんが、仲秋のかすかな夕明りをゆらめかしている川波の空に、一反ひとそった一文字を黒々とひき渡して
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)