“いちど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一度98.7%
同時1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきくやうに、一度いちどんで、しばらくぴつたとしづまつたとおもふと、いとゆすつたやうにかすかたのが、たちまち、あの大地震おほぢしんであつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『モ一度いちど合唱がつせうを!』とグリフォンがさけびました、海龜うみがめがそれを繰返くりかへさうとしたとき丁度ちやうど、『審問しんもんはじめ!』のさけごゑ遠方えんぱうきこえました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「頭が痛むとか言っていたっけ」というや三人急に何か小さな声でささやき合ったが、同時いちどにどっと笑い、一人が「ヨイショー」と叫けんで手を拍った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)