“どうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ドウジ
語句割合
同時65.6%
童子27.9%
童児2.5%
僮兒0.8%
同寺0.8%
童兒0.8%
胴締0.8%
道慈0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また同時どうじに、どうかそんなことがこらぬように、そして、おじさんも自分じぶんも、平和へいわはるたのしまれるようにと、いのったのでした。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
後ろからそっと近づいて見ると、まだ、四、五歳ぐらいな童子どうじが、梅の老樹の下に坐って余念なく、土いじりをしているのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父兄代表者が、原地げんち見舞をしての報告にも、童児どうじたちは元気よく生活していると聞いて安心していた。が、あるとき、見舞に行ったよその人に、一封書を秘密ひみつにことずけて来た。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
僮兒どうじは路を走つてゐる 雲の峰には鳥が二羽
山果集 (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
流し斯るいやししづ腰折こしをれも和歌のとくとて恐多おそれおほくも關白殿下くわんぱくでんかへ聽えしも有難さ云ん方なきに況てや十ぜんじようの君より御宸筆しんぴつとはと云つゝ前へがツくり平伏へいふく致すと思ひしに早晩いつしか死果しにはてたりしとぞ依て遺骸なきがら洛外らくぐわい壬生みぶ法輪寺ほふりんじはうむり今におかち女のはか同寺どうじにありて此和歌わかのこりけるとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さてもわれは今童兒どうじにあらず、いのちなかに在りて、事理分別を辨へ
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
弱っているわけは、あの硝子窓を通るときに、外皮がいひを大分引裂ひきさいたので、地球の高い温度がこたえるのです。そしてこのルナ・アミーバーは、兄さんを胴締どうじめにしていた奴です。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
道慈どうじが大安寺を建てたのは三月堂よりも前であった。しかしこれらの木彫がそのときにできたかどうかはわからない。感じから言えばもっと新しい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)