“せんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:センゲン
語句割合
浅間47.6%
宣言23.8%
千軒9.5%
仙元4.8%
先言4.8%
占言4.8%
泉源4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扶桑講を講中としているところの、富士崇拝教の本殿である。講中でこそないが、私も富士崇拝者の一人として、黙礼をして、浅間せんげん本社へと足を運んだ。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
わたしはそこで来賓らいひんに向かって、この金はさっそくあわれな大道音楽師だいどうおんがくしのために救護所きゅうごしょ設立せつりつの第一回寄付金きふきんとしたいと宣言せんげんした。そのあとの寄付はわたしと母とですることにする。
安来千軒せんげん、名の出たところ
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
かりに、甲州路こうしゅうじより乱入らんにゅうする兵ありとすれば、一必定ひつじょう天目山てんもくざんより仙元せんげんの高きによって御岳みたけ俯瞰ふかんするものにそういござらん、その場合ばあいは?
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
申渡し表門には封印ふういんし御徒士目附御小人目附ども晝夜ちうや嚴重げんぢうに番をぞ致しける良藥は口ににが忠言ちうげんみゝさからふの先言せんげんむべなるかな大岡越前守は忠義一※いちづ凝固こりかたまりて天一坊の身分再吟味の直願ぢきぐわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
けれど、千浪と重蔵とは、老人の占言せんげんがあるばかりでなく、何となく賭仕合かけじあいの小屋で聞いたところに疑念を抱いていたので、不動院からにわかに道筋を変え、上州路へ折れてしまったのである。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかして家庭の風儀は社会の風儀の泉源せんげんであって、家庭の元気は即ち国民の元気でありとすれば、女子教育の国家に必要なる、もとより其所そこでありましょう。
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)