“来賓”の読み方と例文
読み方割合
らいひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治の元勲げんくん井上侯のように、あるいはアイゼンハウワーのように、来賓らいひんに供する料理は必ず自分でつくる、あるいは監督もする、献立こんだてはもちろん。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
食道楽会の来賓らいひんは中川の説明を聞きつつ中庭の料理場を眺めて実地の模様を目撃せしが誰もな料理熱心なる連中とて心に発明する処すくなからず
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そして王大将の家族や来賓らいひんの男女から、下へもおかぬかしずきをうけつつ、琥珀こはくのさかずきに紫府しふの名酒がそそがれるたび、しきりに、酔をすすめられている様子だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)