“元勲”の読み方と例文
読み方割合
げんくん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治の元勲げんくん井上侯のように、あるいはアイゼンハウワーのように、来賓らいひんに供する料理は必ず自分でつくる、あるいは監督もする、献立こんだてはもちろん。
味覚馬鹿 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
それも年長者に対し元勲げんくんに対し相当の敬礼を尽すの意ならば至当のことなれども、それと同時に何かは知らずその人の力量技術を崇拝するに至りては愚の至りに御座候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
この温泉場の元勲げんくんで、詩書に堪能たんのうであり、雲仙陶器の創始者と知られ、同時に七十三歳を迎えた今年のはじめから、雪白せっぱくの頭に、黒髪をおびただしく生じはじめたことで
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)