“おしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雛妓93.1%
半玉3.4%
御酌3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雛妓おしゃくの黄色い声が聞えたり、踊る姿が磨硝子すりガラスとおして映ったりした。とうとうおしまいには雛妓が合宿へ遊びに来るようになった。
競漕 (新字新仮名) / 久米正雄(著)
新橋に半玉おしゃくに出たが、美貌びぼうと才能は、じきに目について、九州の分限者ぶげんしゃに根引きされその人にしに別れて下谷講武所したやこうぶしょからまた芸妓げいしゃとなって出たのが縁で、江木衷博士夫人となったのだ。
江木欣々女史 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
そをやう/\にへ忍びて、心も危ふく御酌おしゃくに立ち候ひしに、御盃の数いく程も無きうちに、無手むずと妾の手をり給ひつ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)