“酣酔”のいろいろな読み方と例文
旧字:酣醉
読み方割合
かんすい66.7%
かんすゐ16.7%
たべすご16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝からともすれば襦袢じゅばんがハミ出しますが、酣酔かんすいが水をブッかけられたようにめて、後から後から引っきりなしに身震みぶるいが襲います。
左に雛妓すうぎを従へ、猥褻わいせつ聞くに堪へざるの俚歌を高吟しつつ、傲然がうぜんとして涼棚りやうはうの上に酣酔かんすゐしたる、かの肥大の如き満村恭平をも記憶す可し。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
来て見ると、丑松は疲れて、あをざめて、丁度酣酔たべすごした人のやうに、寝床の上に倒れて居る。枕頭は取散らしたまゝ
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)