“かんすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カンスイ
語句割合
灌水20.6%
鹹水20.6%
韓遂11.8%
酣酔11.8%
完遂8.8%
甘睡8.8%
鼾睡8.8%
酣睡5.9%
寒衰2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
灌水かんすい式、説教、会堂や礼拝堂の祝祷しゅくとう、結婚式、などの収入について、司教はできるだけ多く富者から徴収し、それだけまた貧しい人々に与えた。
鹹水かんすい貝塚は元來ぐわんらい海邊かいへんに在るべきものなれど年月のつに從ひ土地隆起とちりうきの爲、海水退きて其位置比較的ひかくてき内地に移る事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
それから程なく、西涼の太守馬騰ばとうと、并州へいしゅう刺史しし韓遂かんすいのふたりは、十余万の大軍をあわせて、「朝廟ちょうびょうの賊を掃討せん」と号して長安へ押しよせて来た。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
シカモ時トシテ児女婉柔えんじゅうノ語ヲナス。コレマタ奇ナリ。但シ酣酔かんすいスルノ日多クシテ講習足ラズ。余モマタ深クソノ為ス所ヲ惜シムトイフ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その一人一人が神となって今の世の神話を創造しつつある時、聖戦完遂かんすいの心臓部、日本陸軍省はひねもす夜もすがら、頼もしく力強き搏動をつづけていた。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その本職即ちしかるのみ、余の言ふところの意はこれに異なり、夏の休暇サムマア・ヴァケーションは、衆庶に与へられたる安息日なり、飽食と甘睡かんすいとを以て、空耗すべきにあらず、いずくんぞ自然の大堂に詣でて
山を讃する文 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
三、四はいあり。地にむしろして鼾睡かんすいす。かたわらに西瓜あり。劈開へきかいして未だ食わず。張また指さして盗としてとらう。はたしてしかり。ある人その術を叩く。張がいわく、厠に入るに草を用う。
ましてその中で酣睡かんすいむさぼるなどということは、あり得べきことではありません。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今日道路改善汽車発達して騎馬の必要昔日のごとくならねど、馬全廃という日はちょっと来るまい。『呂氏春秋』に寒衰かんすい御を始む。『荘子』に黄帝方明を御とし襄城じょうじょうの野に至る。