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酣酔
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かんすい
ふりがな文庫
“
酣酔
(
かんすい
)” の例文
旧字:
酣醉
膝からともすれば
襦袢
(
じゅばん
)
がハミ出しますが、
酣酔
(
かんすい
)
が水をブッかけられたように
醒
(
さ
)
めて、後から後から引っきりなしに
身震
(
みぶる
)
いが襲います。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
シカモ時トシテ児女
婉柔
(
えんじゅう
)
ノ語ヲナス。コレマタ奇ナリ。但シ
酣酔
(
かんすい
)
スルノ日多クシテ講習足ラズ。余モマタ深クソノ為ス所ヲ惜シムトイフ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
私は眠られるだけ眠ろうとした。ある時は
酣酔
(
かんすい
)
した人のように、一日も二日も眠り続けた。我等の肉体はある意味から言えば絶えず病みつつあるのかも知れない。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その中に彼は、自分の幸福にたいする感謝を、仕合わせでない人々にたいする憐れみを、事物の無常さから来るもの悲しい甘い感情を、生きることの
酣酔
(
かんすい
)
を、交えていた。彼は楽しく涙を流した。
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
酣
漢検1級
部首:⾣
12画
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
“酣酔”で始まる語句
酣酔楽
酣酔狼藉