“蛸樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たこ40.0%
たこのき40.0%
オゴル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島の中央にタロ芋田が整然と作られ、その周囲を蛸樹たこやレモンや麺麭パン樹やウカルなどの雑木の防風木が取巻いている。
全くジャボールは小綺麗こぎれいな島だ。砂の上に椰子と蛸樹たこのきと家々とを程良くあしらった小さな箱庭のような。
アミアカ樹の芽をすり潰して其の汁を飲んでも、蛸樹オゴルの根を煎じて飲んでも、一向に効き目が無い。彼の主人は之に気が付き、哀れな下男が哀れな病気になったことを大変ふさわしいと考えた。
南島譚:01 幸福 (新字新仮名) / 中島敦(著)