“たこのき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛸樹50.0%
章魚木25.0%
榕樹25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂の上に椰子と蛸樹たこのきと家々とを程良くあしらつた小さな箱庭のやうな。
章魚木たこのきの島で暮していた時戦争と文学とを可笑しい程截然と区別していたのは、「自分が何か実際の役に立ちたい願い」と
章魚木の下で (新字新仮名) / 中島敦(著)
思えば自分は今迄章魚木たこのきの下で、時局と文学とに就いて全く何とノンビリした考え方しかしていなかったことかと我ながら驚いた。ノンビリした考えどころではない、てんで何も考えなかったのだ。
章魚木の下で (新字新仮名) / 中島敦(著)
××というのは、思い出せなかったが、覇気はきに富んだ開墾家で知られているある宗門の僧侶——そんな見当だった。また○○の木というのは、気根を出す榕樹たこのき連想れんそうを持っていた。
雪後 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)