“蛸薬師”の読み方と例文
読み方割合
たこやくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯父の留守の時で、主婦のお雪さんに言ひつかつて、西洞院蛸薬師たこやくしの親類まで、夜具か何かの入つた大きな風呂敷包を持つて行かされたのだつた。
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
爺さんは蛸薬師たこやくしも知らず、玩具おもちやにも興味がないと見えて、始めのうちは只はい/\と返事丈してゐたが、旅順以後急に同情を催ふして、それは大いに気の毒だと云ひ出した。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
水天宮さまのが一枚、蛸薬師たこやくしのが一枚、浅草観音のが一枚、お祖師さまのが一枚。どれももったいなや、お守り札なのです。——これもまた考えようによってははなはだ重要なネタの一つでした。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)