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蛸薬師
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たこやくし
ふりがな文庫
“
蛸薬師
(
たこやくし
)” の例文
伯父の留守の時で、主婦のお雪さんに言ひつかつて、西洞院
蛸薬師
(
たこやくし
)
の親類まで、夜具か何かの入つた大きな風呂敷包を持つて行かされたのだつた。
乳の匂ひ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
爺さんは
蛸薬師
(
たこやくし
)
も知らず、
玩具
(
おもちや
)
にも興味がないと見えて、始めのうちは只はい/\と返事丈してゐたが、旅順以後急に同情を催ふして、それは大いに気の毒だと云ひ出した。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
水天宮さまのが一枚、
蛸薬師
(
たこやくし
)
のが一枚、浅草観音のが一枚、お祖師さまのが一枚。どれももったいなや、お守り札なのです。——これもまた考えようによってははなはだ重要なネタの一つでした。
右門捕物帖:30 闇男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
子供の
玩具
(
おもちゃ
)
はやっぱり広島より京都のほうが安くっていいものがある。京都でちょっと用があって降りたついでに、
蛸薬師
(
たこやくし
)
のそばで玩具を買って来た。久しぶりで国へ帰って子供に会うのはうれしい。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“蛸薬師”の解説
蛸薬師(たこやくし)は、日本における伝承信仰。京都や東京の蛸薬師が知られているが、伝承自体は愛媛県、千葉県、神奈川県、福井県、兵庫県、大阪府、岩手県、埼玉県、栃木県、静岡県、山形県など全国各地に存在する。その由来は地方によって様々であるが、身の危険を感じると墨を吐く習性のある蛸は暗闇でも見える目を持つ生き物とされ、これにあやかって眼病を治すと言われたり、吸盤によって吹き出物や疣を取り払う効能があるとされたりする。
(出典:Wikipedia)
蛸
漢検準1級
部首:⾍
13画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“蛸”で始まる語句
蛸
蛸壺
蛸市
蛸樹
蛸入道
蛸寺
蛸肴
蛸安
蛸平
蛸木