“陽除”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひよ75.0%
ひよけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石曳きの小頭こがしらが、石のうえに上がって呶鳴った。監督の侍が、むちを持って陽除ひよけ小屋から出て来る。にわかに汗のにおいが大地にうごき、馬蠅うまばえまでわんわん立つ。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
軒へ陽除ひよけのようにおろす幕で、夕方になると巻きあげ、朝になるとひも
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
陽除ひよけの黒眼鏡を掛けて甲板から浜辺を眺めていた私は、彼らの列の中に、どうもナポレオンらしい男の子を見付けた。