“あんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アンコ
語句割合
安固26.7%
餡子26.7%
13.3%
饀子13.3%
青年6.7%
餌子6.7%
餡粉6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日こんにちいずれの国においても財産の安固あんこ保障ほしょうしない法律はない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
國民こくみん消費節約せうひせつやく程度ていど此儘このまゝ持續ぢぞくすれば、はじめ日本にほん經濟界けいざいかい基礎きそ安固あんこなものになる
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
あの粟餅あわもちのふかしたてだの、白玉焼の餡子あんこのはみ出した処なんざ、今思出しても、つばが垂れる。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はいはい、この団子でござりますか。これは貴方あなた、田舎出来で、沢山たんと甘くはござりませぬが、そのかわり、皮も餡子あんこも、小米と小豆の一本でござります。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
バナナも出してくれたが、熟し過ぎていて、あんこめているような気がした。
バナナも出して呉れたが、熟し過ぎてゐて、あんこを嘗めてゐるやうな氣がした。
「何、御遠慮にゃあ及びません。間違った処でたかが小僧の顔でさ。……ちょうど、ほら、むく毛が生えて、饀子あんこ撮食つまみぐいをしたようだ。」
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
饀子あんこならお手間てまれますツ。」とまた仰向あふむく。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小さな後姿は若々しくって青年あんこのようだった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
餌子あんこのはお手間てまれますツ。」
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
掌はベトベトする、口は甘ったるくなる、胸はむかついてくるしね。悪く行き合せると、田舎の事だから牡丹餅ぼたもちをこしらえてる、餡粉あんこの草餅を揉んでる。まあまあ、どうぞお一つ、それやアお一つ、てこ盛りで、勧め方があくどいからね。それに野天のてんは暑いし。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)