安固あんこ)” の例文
國民こくみん消費節約せうひせつやく程度ていど此儘このまゝ持續ぢぞくすれば、はじめ日本にほん經濟界けいざいかい基礎きそ安固あんこなものになる、ことつていのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
身は一定の国籍のもとにありて、法律ほうりつの保護を受け、もって生命財産の安固あんこを保ちながら、その国の不為ふためはかるごときは、決して国民たる個人の独立行為どくりつこういといわれぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
あるいは夏期中より引続き滞岳して身体を山頂の風土にらし、以て病を未然に防ぎて、身体の安固あんこを図り、あるいは測器の故障を防ぐの法を立つる等、その他経験し得たる所により
多少安固あんこにするものだと考える
ねんち二ねんうちには日本にほん經濟界けいざいかい基礎きそ安固あんこのものになるとふことを確信かくしんしてうたがはぬのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
今日こんにちいずれの国においても財産の安固あんこ保障ほしょうしない法律はない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)