“茶飯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃめし55.6%
ちやめし22.2%
さはん11.1%
やつ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃ、親父さんを探したらいいでしょう。またおまりの茶飯ちゃめし屋へでも行って、勝手な大たくらを吹いているに違いない」
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火のの散るなかをうろ/\駈けづり廻つて、帰途かへりには茶飯ちやめしの一杯も掻き込んで、いゝ気で納まつてゐた。
この映画の中に現われている限りの出来事と達引たてひきとはおそらくパリという都ができて以来今日に至るまでほとんど毎日のようにどこかの裏町どこかの路地で行なわれている尋常茶飯さはんのバナールな出来事に過ぎないであろう。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
糞忌々くそいまいましいからそれからグングン仕事に掛って二時過ぎになるとお茶飯やつが出たが、俺は見向みむきも仕ないんだ。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)