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茶飯
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ちゃめし
ふりがな文庫
“
茶飯
(
ちゃめし
)” の例文
「じゃ、親父さんを探したらいいでしょう。またお
決
(
き
)
まりの
茶飯
(
ちゃめし
)
屋へでも行って、勝手な大たくらを吹いているに違いない」
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二月に入ればよい日を見て種井浚いをやる。その夜は
茶飯
(
ちゃめし
)
ぐらいこしらえて酒の一升も買うときまってる。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
こういう奴が出るから
茶飯
(
ちゃめし
)
餡
(
あん
)
かけ豆腐や
夜鷹蕎麦
(
よたかそば
)
が
閑
(
ひま
)
になる、一つ張り
飛
(
とば
)
してやろうと、廿人力の拳骨を固めて
後
(
うしろ
)
へ下ろうとする蟠龍軒の
横面
(
よこずっぽう
)
をポカーリッと殴ると、痛いの痛くないの
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「旦那、
茶飯
(
ちゃめし
)
が参りましたから、ひとつ腹をこしらえて参りとうございます」
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
やがて日の
暮
(
くれ
)
るまで尋ねあぐんで、——夜あかしの
茶飯
(
ちゃめし
)
あんかけの出る時刻——
神楽坂下
(
かぐらさかした
)
、あの牛込見附で、顔馴染だつた茶飯屋に聞くと、
其処
(
そこ
)
で……覚束ないながら一寸心当りが着いたのである。
夜釣
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
奈良
茶飯
(
ちゃめし
)
か何かへ寄って、まだ少し早い支度をすましてから、観音堂を一周りして、さて、帰ろうかと、雷門から並木の方へブラブラと出てくると、湯女のお勘が
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“茶飯”の解説
茶飯(ちゃめし)は、米の調理法の一種。抽出した茶で炊いた米飯を意味するほか、炊き上がりが茶色であることからそう呼ばれるものに大別される。
(出典:Wikipedia)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“茶飯”で始まる語句
茶飯事
茶飯屋
茶飯事的
茶飯餡掛