“茶飯事”の読み方と例文
読み方割合
さはんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チェスタートンが、「いかなる革命家でも家常茶飯事さはんじについては、少しも革命家らしくなく、尋常人と異らない尋常なことをしている」
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
フランスの都の裏町を漫歩しつつその町の屋根の下に起こりつつあるであろうところの尋常茶飯事さはんじを見物してあるくのである。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
親類縁者といえども信用できず、又、信用しておらず、常時八方に間者かんじゃを派し、秘密外交、術策、陰謀は日常茶飯事さはんじだ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)