“ちゃめし”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶飯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「旦那、茶飯ちゃめしが参りましたから、ひとつ腹をこしらえて参りとうございます」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やがて日のくれるまで尋ねあぐんで、——夜あかしの茶飯ちゃめしあんかけの出る時刻——神楽坂下かぐらさかした、あの牛込見附で、顔馴染だつた茶飯屋に聞くと、其処そこで……覚束ないながら一寸心当りが着いたのである。
夜釣 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
奈良茶飯ちゃめしか何かへ寄って、まだ少し早い支度をすましてから、観音堂を一周りして、さて、帰ろうかと、雷門から並木の方へブラブラと出てくると、湯女のお勘が
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)