剣の四君子けんのよんくんし01 序01 じょ
題して剣の四君子という。少し気取り過ぎたきらいがないでもないが、剣の相、花の姿、対照はわるくないと、わたくしには感じられる。 菊の高雅な匂い、春蘭の身を懸崖に置きながらの優しさ。雪を凌ぐ梅花の芳烈。水仙の沈潜と謙虚な冷徹。どれも剣の精進と似 …
作品に特徴的な語句
すがた
題名が同じ作品
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名)吉川英治 (著)
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名)吉川英治 (著)
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名)吉川英治 (著)
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名)吉川英治 (著)