トップ
>
被
>
ぱ
ふりがな文庫
“
被
(
ぱ
)” の例文
院長は
汚點
(
しみ
)
だらけの上つ
被
(
ぱ
)
りを着て、口の聞きやうからが、いら/\した、物に構はないやうな、氣の置けない醫者であつた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
若い元気のいい女が白い
上
(
うわ
)
っ
被
(
ぱ
)
りをきて、白や赤の布で髪をつつんで、テキパキと給仕してくれる。どの皿も半額だ。さっきの食券をわたして食べる。
ソヴェト文壇の現状
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
女は白
頭巾
(
ずきん
)
に白の
上
(
うわ
)
っ
被
(
ぱ
)
りという姿である。遺骨の箱は小さな
輿
(
こし
)
にのせて二人でさげて行くのである。近頃の東京の葬礼自動車ほど悪趣味なものも少ないと思う。
札幌まで
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
カーキー色の上つ
被
(
ぱ
)
りと、穴倉のやうなその室のまはりの壁の黒いのは、さうした色の
布
(
きれ
)
で以つて天井際から蔽はれてゐるのだといふ事を見たゞけで、直ぐに再び繃帶に眼を閉ぢられた。
赤い鳥
(旧字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
“被”を含む語句
被仰
頬被
引被
被衣
被布
上被
被居
法被
被入
被物
頭被
被来
被下
蔽被
面被
外被
押被
被遊
打被
被存候
...