“被居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いらっしゃ29.4%
いらつしや23.5%
いら17.6%
いらつ11.8%
いらしつ5.9%
いらし5.9%
ゐらしつ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何でそう私の顔を見て被居いらっしゃるの?」と彼女は云った。「御気分でもお悪いの? お疲れなすったのでしょう。お眠りになれて? ぐっすりお眠りなさるといいわ。」
愚かな一日 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
『私このかたの為にしたんぢやなくて、皆さんが盃を欲しさうにして被居いらつしやるから、空けて上げたのですわ。』
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
明日出来上るつもりなので坪内先生が若しまだ東京に被居いらしったらあしたの午後に自分で上ろうと御たくにききにあげたらきのういらっしゃったそうだ。
お吉は暫時しばらく呆れた樣にお定の顏を見てゐたが、『奧樣は被居いらつしやるだらう、お定さん。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『今日随分長く学校に被居いらしつたわね。貴兄あなた智恵子さんに逢つたでせう?』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『今日隨分長く學校に被居いらしたわね。貴兄あなた智惠子さんに逢つたでせう?』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『あ、貴女は以前東京に被居ゐらしつたんですつてねえ?』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)