“貴兄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あなた50.0%
きけい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『さうぢや無いんですけど。』と繰返して、『どう貴兄あなたの居る間に、何とかめなけやならない事よ。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『さうぢや無いんですけど。』と繰返して、『どう貴兄あなたの居るうちに、何とか決めなけやならない事よ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
見舞みまひはお見合みあはせくだされたく、差繰さしくつてまをすやうながら、唯今たゞいまにもおくださること当人たうにんよくぞんじ、とく貴兄きけいたいしては……とおもむきであつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
以手紙てがみをもつて申上候貴兄きけい彌々いよ/\安全あんぜん醫業いげふ被成なされ目出度めでたくぞんじ奉つり候然れば此方このはう八年まへ近邊きんぺんよりの出火しゆつくわにて家財道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)