“出火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅっか50.0%
しゆつくわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹童ちくどう蛾次郎がじろう争闘そうとうからたんをはっした馬糧小屋まぐさごや出火しゅっかは、その小屋だけをきつくしてほのおしずめ、うすい白煙はくえんとまッ余燼よじんを、あなたのやみのそこに、まだチラチラと見せている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「火事だ、出火しゅっかだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以手紙てがみをもつて申上候貴兄きけい彌々いよ/\安全あんぜん醫業いげふ被成なされ目出度めでたくぞんじ奉つり候然れば此方このはう八年まへ近邊きんぺんよりの出火しゆつくわにて家財道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
調しらぶべしと申付るに三年以前に隣家りんかより出火しゆつくわ致し古帳は殘らず燒失せうしつ致し候と云故少も手懸りなければ次右衞門三五郎は三藏にむかひ和歌山に西家村と云處ありやと云へば是より一里許りざいに候と答へけるにぞ寺社奉行へ達し西家村の神職伊勢しんしよくいせ同人妻菊同道にて東の本陣へまかり出べきむね差紙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)