“被物”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かぶりもの45.5%
おほひ18.2%
かむりもの9.1%
きもの9.1%
ころも9.1%
カヅキモノ9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“被物”を含む作品のジャンル比率
文学 > イタリア文学 > 詩35.7%
芸術・美術 > 演劇 > 能楽 狂言5.0%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
鷹その被物かぶりものらるれば、頭を動かし翼をち、願ひといきほひとを示すごとく 三四—三六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
被物かぶりものは柔かい茶褐ちゃかつの帽子で、足には紺足袋に薩摩下駄を引っ掛けている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
讀者よ、いざ目を鋭くしてまことを見よ、そは被物おほひはげに今いと薄く、内部うちをうかがふこと容易なればなり 一九—二一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そははじめの涙凝塊かたまりとなりてあたかも玻璃の被物おほひの如く眉の下なる杯を滿たせばなり 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その年この村疫病で人多く死んだが、この家のみ免れ、僧都のもとへ参り告げると被物かむりもの一重ひとかさねくれたとある。
又一応探り廻して見ると確かに被物きもの
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
余が此の室を去ると共に秀子は、廊下まで附いて来て、余を引き留め、小さい声で「変な事を伺いますが若しや貴方は過日虎井夫人に頼まれて夫人の被物きものの衣嚢を、裏から挘取もぎとって遣りは成されませんでしたか」成るほど其の様な事が有った
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
思え! 永遠の魂の所有者たる諸子は、不可解、不合理なる教義の盲目的信仰と、ただ一片の懺悔の言葉とによりて、単調無味なる天国とやらの権利を買い占めるのであろうか? 否々、諸子はただしばし肉の被物ころもに包まれて、より進歩せる霊的生活に対する準備を為すべく、地上に現れたる魂なのである。
延年舞には風流フリウ被物カヅキモノをした動物類が活躍するので、右の文殊菩薩を乗せて来た獅子が、大いに狂うた段があつたものと思はれる。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)