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被物
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かぶりもの
ふりがな文庫
“
被物
(
かぶりもの
)” の例文
鷹その
被物
(
かぶりもの
)
を
脱
(
と
)
らるれば、頭を動かし翼を
搏
(
う
)
ち、願ひと
勢
(
いきほひ
)
とを示すごとく 三四—三六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
私はこの生れの低い頭の
被物
(
かぶりもの
)
として自分で用意してあつた縫取も何もない四角な絹布をあなたの處へ持つて下りて、財産も、美しさも、身内もないやうな女にはそれで結構ではないかと
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の
袷
(
あわせ
)
に
小倉
(
こくら
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いて、同じ絣の袷羽織を着ている。
被物
(
かぶりもの
)
は柔かい
茶褐
(
ちゃかつ
)
の帽子で、足には紺足袋に薩摩下駄を引っ掛けている。
当前
(
あたりまえ
)
の書生の風俗ではあるが、何から何まで新しい。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
空車を挽いて、車夫は
被物
(
かぶりもの
)
なしに駈けるのであった。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
婦人は
途
(
みち
)
を来つつ
被物
(
かぶりもの
)
を取りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
被
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“被”で始まる語句
被
被衣
被布
被仰
被入
被下
被下度
被官
被居
被服廠