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茶褐
ふりがな文庫
“茶褐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちゃかっ
50.0%
ちゃかつ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちゃかっ
(逆引き)
エーレンフェルトは、小柄で、頭が
禿
(
は
)
げ、微笑を浮かべ、
茶褐
(
ちゃかっ
)
色の
頤髯
(
あごひげ
)
を
生
(
は
)
やし、元気のない繊細な顔つきをし、
鈎
(
かぎ
)
鼻であって、流行記事や世間的雑報を雑誌に書いていた。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
若々しい樫の緑は髪のように日にかがやいて見え、椎の方は暗緑で、
茶褐
(
ちゃかっ
)
色をも帯びていた。その青い、暗い、
寂
(
さ
)
びきった、何百年経つか解らないような椎の樹蔭から、幾羽となく小鳥が飛出した。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
茶褐(ちゃかっ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ちゃかつ
(逆引き)
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の
袷
(
あわせ
)
に
小倉
(
こくら
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いて、同じ絣の袷羽織を着ている。
被物
(
かぶりもの
)
は柔かい
茶褐
(
ちゃかつ
)
の帽子で、足には紺足袋に薩摩下駄を引っ掛けている。
当前
(
あたりまえ
)
の書生の風俗ではあるが、何から何まで新しい。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ところで、その子はビールの
空瓶
(
あきびん
)
を
舷
(
ふなべり
)
から、ぽんと水に投げる。瓶は初め
茶褐
(
ちゃかつ
)
に、
後
(
のち
)
は黒く、首だけもたげもたげして
流
(
ながれ
)
に浮く。青の紫の
鴨
(
かも
)
の首、うしろにうしろに遠くなる。それほど舟が早いのだ。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
茶褐(ちゃかつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
褐
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
“茶褐”で始まる語句
茶褐色
茶褐帯
検索の候補
茶褐色
茶褐帯
“茶褐”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
島崎藤村
北原白秋
森鴎外