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茶褐
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ちゃかつ
ふりがな文庫
“
茶褐
(
ちゃかつ
)” の例文
薩摩絣
(
さつまがすり
)
の
袷
(
あわせ
)
に
小倉
(
こくら
)
の
袴
(
はかま
)
を
穿
(
は
)
いて、同じ絣の袷羽織を着ている。
被物
(
かぶりもの
)
は柔かい
茶褐
(
ちゃかつ
)
の帽子で、足には紺足袋に薩摩下駄を引っ掛けている。
当前
(
あたりまえ
)
の書生の風俗ではあるが、何から何まで新しい。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ところで、その子はビールの
空瓶
(
あきびん
)
を
舷
(
ふなべり
)
から、ぽんと水に投げる。瓶は初め
茶褐
(
ちゃかつ
)
に、
後
(
のち
)
は黒く、首だけもたげもたげして
流
(
ながれ
)
に浮く。青の紫の
鴨
(
かも
)
の首、うしろにうしろに遠くなる。それほど舟が早いのだ。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
褐
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
“茶褐”で始まる語句
茶褐色
茶褐帯