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破
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ぱ
ふりがな文庫
“
破
(
ぱ
)” の例文
これが西洋の習慣なのである。日本ではあることないこと何でも構わずに
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
ぬく事は悪いことでも耻ずべき事でもないとされている。
裸体談義
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
素
(
す
)
っ
破
(
ぱ
)
抜
(
ぬ
)
いちゃいけませんよ。——ところで親分、三日ばかり米沢町へ行って、巴屋の家の方へ泊ってやったものでしょうか」
銭形平次捕物控:242 腰抜け彌八
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
何でも裡面の消息を
素
(
す
)
っ
破
(
ぱ
)
抜くと、大抵は皮肉か憎まれ口になる。「新東京の裏面」の一篇もまたこの例に洩れない。
街頭から見た新東京の裏面
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
あとで、船室に集まった皆が、ハワイでの
収穫
(
しゅうかく
)
を話しあったとき、坂本さんが、ニヤニヤ笑いながら、ぼくとだぼ沙魚嬢のロオマンスを
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
抜
(
ぬ
)
きました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
「ご所望しだいに
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
抜
(
ぬ
)
きましょうか」こういって口もとを曲げて見せた。左の唇が
癇
(
かん
)
のためでもあろうか、斜めに上へまくれ上がって、そこから犬歯が
尖
(
とが
)
って見える。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
某華族や某富豪の家庭の
素
(
す
)
っ
破
(
ぱ
)
抜き記事が、次から次へと新聞を賑わした。デモクラ式男女関係を作る事が、新人の使命であるかのように思わるるに到った。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
この
素
(
す
)
っ
破
(
ぱ
)
抜
(
ぬ
)
きには、聴いているガラッ八の方が驚きました。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
よく出鱈目や
茶羅鉾
(
ちゃらっぽこ
)
を云って他人を瞞着しようとする時又は気がさしたり図星を刺されたり
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
抜かれたりした場合なぞに、手が思わず鼻の処に行ったり又は何となくエヘンが出たりするのは
鼻の表現
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
嘗
(
かつ
)
て、丸ビルの靴磨きが女事務員のブローカーである事が某雑誌で
素
(
す
)
ッ
破
(
ぱ
)
抜かれると、そのおやじは早速消え失せた。しかし、そのあとが決して消滅した訳ではない。石川や浜の真砂と同じ事である。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“破”を含む語句
破壊
打破
破局
破片
破損
破綻
驚破
素破
破落戸
破壞
切破
破目
看破
破滅
破障子
破衣
破風
破鐘
破屋
破裂
...