“破裂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はれつ82.4%
ばれ11.8%
はちき5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まへのは砲兵工廠はうへいこうしやうけたときで、つゞいて、日本橋にほんばし本町ほんちやうのきつらねた藥問屋くすりどひやくすりぐらが破裂はれつしたとつたのは、五六日ごろくにちぎてのこと
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其でも先方さきが愚図〻〻いへば正面まともに源太が喧嘩を買つて破裂ばれの始末をつければ可いさ、薄〻聴いた噂では十兵衞も耳朶の一ツや半分り奪られても恨まれぬ筈
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
と、張詰めて破裂はちきれそうになっていた気がサッと退いて、何だか奥深い穴のような処へ滅入って行くようで、四辺あたりぼっと暗くなると、母の顔が見えなくなった……
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)