破裂ばれ)” の例文
其でも先方さきが愚図〻〻いへば正面まともに源太が喧嘩を買つて破裂ばれの始末をつければ可いさ、薄〻聴いた噂では十兵衞も耳朶の一ツや半分り奪られても恨まれぬ筈
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
幾重いくえにも勘弁して下されと三ツ四ツ頭を下げれば済んでしまうことだわ、案じ過しはいらぬもの、それでも先方さきがぐずぐずいえば正面まともに源太が喧嘩を買って破裂ばれの始末をつければよいさ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)