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『溺るるもの』
ふりがな文庫
『
溺るるもの
(
おぼるるもの
)
』
一或る図書館員の話 掘割の橋のたもとで、いつも自動車を乗り捨てた。 眼の届く限り真直な疏水堀で、両岸に道が通じ、所々に橋があって、黒ずんだ木の欄干が水の上に重り合って見える。右側は大きな陰欝な工場、左側は小さな粗末な軒並……。その軒並の彼方 …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1928(昭和3)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
端
(
ぱ
)
美
(
び
)
空
(
くう
)
結
(
い
)
杯
(
さかづき
)
流
(
ながし
)
面
(
めん
)
茶代
(
ぶだい
)
無精
(
むしょう
)
丸
(
たま
)
下暗
(
もとくら
)
細
(
こま
)
溝
(
どぶ
)
懐紙
(
ふところがみ
)
息吹
(
いぶき
)
通
(
かよ
)
紅
(
べに
)
白
(
しら
)
土竜
(
もぐらもち
)
盲
(
めし
)
先
(
さき
)
笑
(
え
)
真
(
まこと
)
素人
(
しろうと
)
節
(
ふし
)
舟縁
(
ふなべり
)
細面
(
ほそおもて
)
能面
(
のうめん
)
自棄
(
やけ
)
騙
(
だま
)
身装
(
みなり
)
醜
(
みにく
)
錦紗
(
きんしゃ
)
閑
(
ひま
)
階下
(
した
)
雲脂
(
ふけ
)
頬辺
(
ほっぺた
)
顳顬
(
こめかみ
)
首肯
(
うなず
)
三月
(
みつき
)
成行
(
なりゆき
)
上目
(
うわめ
)
下
(
した
)
丙午
(
ひのえうま
)
二月
(
ふたつき
)
先刻
(
さっき
)
可笑
(
おか
)
姉
(
ねえ
)
娘
(
こ
)
弄
(
もてあそ
)
彼奴
(
あいつ
)
微笑
(
ほほえ
)
情人
(
いろ
)
空洞
(
うつろ
)
抽出
(
ひきだし
)
新内
(
しんない
)
昨夜
(
ゆうべ
)
水母
(
くらげ
)
洒落
(
しゃれ
)
洞穴
(
ほらあな
)
渾名
(
あだな
)
漁
(
あさ
)
漉
(
こ
)
白粉
(
おしろい
)
盲目
(
めくら
)
睫毛
(
まつげ
)