“馬面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまづら95.0%
うまがお5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家内中が、流行性感冒にかかったことなど一大事の如く書いて、それが作家の本道だと信じて疑わないおまえの馬面うまづらがみっともない。
如是我聞 (新字新仮名) / 太宰治(著)
本堂と庫裡とをつなぐ板敷の間で、ずば抜けて背のひよろ長い、顔も劣らずに馬面うまづらの、真白なのすぐ目につく男が突立つてゐた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
妙なものでこう決定きまると、サアこれからは長谷川と高山の競争だ、お梅さんは何方どっちの物になるだろうと、大声で喋舌しゃべ馬面うまがおの若い連中も出て来た。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)