トップ
>
羽
>
ぱ
ふりがな文庫
“
羽
(
ぱ
)” の例文
鳥屋
(
とや
)
で
捕
(
と
)
れる
小鳥
(
ことり
)
は、
一朝
(
ひとあさ
)
に六十
羽
(
ぱ
)
や七十
羽
(
ぱ
)
ではきかないと
言
(
い
)
ひました。この
小鳥
(
ことり
)
の
捕
(
と
)
れる
頃
(
ころ
)
には、
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
はそろ/\
猿羽織
(
さるばおり
)
を
着
(
き
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「
俺
(
お
)
らそれから五
百匁
(
ひやくめ
)
位
(
ぐれえ
)
な
軍鷄雜種
(
しやもおとし
)
一
羽
(
ぱ
)
引
(
ひ
)
つ
縊
(
くゝ
)
つて一
遍
(
ぺん
)
に
食
(
く
)
つちまつたな、さうしたら
熱
(
ねつ
)
出
(
で
)
た」
彼
(
かれ
)
は
俄
(
にはか
)
に
聲
(
こゑ
)
を
低
(
ひく
)
くしたが、
更
(
さら
)
に
以前
(
いぜん
)
に
還
(
かへ
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「そうさ、これほど、おとりを
馴
(
な
)
らすのは、
容易
(
ようい
)
のことじゃないのだ。まだ
暗
(
くら
)
くなるまでに、
幾
(
いく
)
十
羽
(
ぱ
)
ばかり
捕
(
と
)
れるかな。」と、
男
(
おとこ
)
は、
思
(
おも
)
いました。
すずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
為朝
(
ためとも
)
はもって
来
(
き
)
た
弓
(
ゆみ
)
に
矢
(
や
)
をつがえて、
鳥
(
とり
)
に
向
(
む
)
かって
射
(
い
)
かけますと、すぐ五六
羽
(
ぱ
)
ばたばたと
重
(
かさ
)
なり
合
(
あ
)
って
落
(
お
)
ちて
来
(
き
)
ました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「うむ、毎日
食
(
や
)
つてるが、今日でもう卅
羽
(
ぱ
)
も食つたかな。お蔭で顔もこんなに若くなり泥的もすつかり巧くなつたよ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
そして、みんなが歌いおわらないうちに、こんどは、そのまた下にいる十
羽
(
ぱ
)
が、声をそろえて歌いはじめました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
強いワシが、何百
羽
(
ぱ
)
も、船の前に結びつけられました。いよいよ、船はお日さまめがけて、飛びあがりました。地球は、たちまち、ずっと下のほうになりました。
わるい王さま(伝説)
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
畑も片っぱしから耕して種をまいた。
鶏舎
(
けいしゃ
)
も三十
羽
(
ぱ
)
ぐらいは
飼
(
か
)
えるようなのを自分で
工夫
(
くふう
)
して建てた。こうしたことには、郷里でのかれの経験が非常に役にたった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
杉
(
すぎ
)
は
鳶色
(
とびいろ
)
になり、松は
微黄
(
びこう
)
を
帯
(
お
)
び、
裸
(
はだか
)
になった
楓
(
かえで
)
の
枝
(
えだ
)
には、
四十雀
(
しじゅうから
)
が五六
羽
(
ぱ
)
、
白頬
(
しろほ
)
の
黒頭
(
くろあたま
)
を
傾
(
かし
)
げて見たり、ヒョイ/\と枝から枝に飛んだりして居る。
地蔵様
(
じぞうさま
)
の影が
薄
(
うっ
)
すら地に落ちて居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
雛
(
ひゝな
)
を六
羽
(
ぱ
)
うんだれど
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
鵜
(
う
)
の鳥が
数
(
すう
)
百
羽
(
ぱ
)
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
この
小鳥
(
ことり
)
の
群
(
むれ
)
には、
必
(
かなら
)
ず一
羽
(
ぱ
)
づゝ
先達
(
せんだつ
)
の
鳥
(
とり
)
があります。その
鳥
(
とり
)
が
空
(
そら
)
の
案内者
(
あんないしや
)
です。
澤山
(
たくさん
)
に
隨
(
つ
)
いて
行
(
ゆ
)
く
鳥
(
とり
)
の
群
(
むれ
)
は
案内
(
あんない
)
する
鳥
(
とり
)
の
行
(
ゆ
)
く
方
(
はう
)
へ
行
(
ゆ
)
きます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
白
(
しろ
)
い
羽
(
はね
)
の
鷄
(
にはとり
)
が五六
羽
(
ぱ
)
、がり/\と
爪
(
つめ
)
で
土
(
つち
)
を
掻
(
か
)
つ
掃
(
ぱ
)
いては
嘴
(
くちばし
)
でそこを
啄
(
つゝ
)
いて
又
(
また
)
がり/\と
土
(
つち
)
を
掻
(
か
)
つ
掃
(
ぱ
)
いては
餘念
(
よねん
)
もなく
夕方
(
ゆふがた
)
の
飼料
(
ゑさ
)
を
求
(
もと
)
めつゝ
田圃
(
たんぼ
)
から
林
(
はやし
)
へ
還
(
かへ
)
りつゝある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
雛児の卅
羽
(
ぱ
)
も取り出すうちには、顔も
艶々
(
つや/\
)
しくなる上に、立派な芸さへ覚える事が出来る。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
もしかして
案内
(
あんない
)
する
鳥
(
とり
)
が
方角
(
はうがく
)
を
間違
(
まちが
)
へて、
鳥屋
(
とや
)
の
網
(
あみ
)
にでもかゝらうものなら、
隨
(
つ
)
いて
行
(
ゆ
)
く
鳥
(
とり
)
は
何
(
なん
)
十
羽
(
ぱ
)
ありましても
皆
(
みな
)
同
(
おな
)
じやうにその
網
(
あみ
)
へ
首
(
くび
)
を
突込
(
つゝこ
)
んでしまひます。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“羽”の意味
《名詞》
(は、はね)鳥類の体表を覆う構造物。体表とは硬質の軸上のもので接続しており、その軸に軟質の毛状のものが密生している。鳥類においては、前肢のものが発達しており、飛行のための不可欠な器官となっている。羽根。
(出典:Wiktionary)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“羽”を含む語句
羽搏
羽毛
羽織
合羽
尾羽
羽掻
羽二重
烏羽玉
一羽
羽振
羽翼
羽左衛門
追羽子
陣羽織
揚羽蝶
羽掻締
羽箒
羽咋
乙羽
羽衣
...