“追羽子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいばね47.1%
おいはご29.4%
おひはご17.6%
おひばね5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自転車もなく、たまに年始客の人力車が通るくらい、どこの往来も娘や若衆の追羽子おいばね、子供のたこ揚げで一杯、これらは江戸時代そのままの風景。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
往来の少い横町へ這入はいると、追羽子おいはごの春めいた音も少しは聞えますが、その群の多くは玄関の書生さんや台所の女中さんたちで
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
無理に二人を向ひあはせに立たせて、追羽子おひはごをさせようと云ふのであつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
往來にはまだ追羽子おひばねの音も、たこの唸りも聞える正月十三日、よく晴れた日の朝のうちのことです。