“遣羽子”の読み方と例文
読み方割合
やりはご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外を乗り回す人の絹帽子きぬぼうしの光が見えた。洋剣サアベルの音だの、馬のいななきだの、遣羽子やりはごの声が聞えた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兀山はげやまのあたるところ遣羽子やりはごす(いづれを見ても山家育ちさ)
熱海の春 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
元日や長安ちやうあんに似る大道に遣羽子やりはごしたるそでとらへけり
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)