“善後策”の読み方と例文
読み方割合
ぜんごさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人生はつねに寸善尺魔すんぜんしゃくまである。富士男とゴルドンが、ドノバン一に対する善後策ぜんごさくを考えだすひまもなく、不幸な分裂ぶんれつが思いがけなく、その晩におこった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
と、怪我人のほうへは見きりをつけて、あしたは早速、虎五郎の枕元で、長屋の誰彼三、四人がヒソヒソと善後策ぜんごさくの相談。まず何よりの問題は、お葬式の費用であった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これでいい。とうぶんこうして、籠城ろうじょうしたままで善後策ぜんごさくを考えるんだ」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)