“覇者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしゃ85.7%
はじゃ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞説きくならく。——巌流佐々木小次郎という者は、今では中国九州にわたって人もゆるす達人、その道の覇者はしゃ
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乾坤の二刀をいたその年の覇者はしゃを先頭に、弥生が提灯ちょうちんをさげて足もとを照らし、鉄斎老人がそれに続いて、門弟一同行列を作りつつ、奥庭にまつってある稲荷いなりのほこらへ参詣して
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それ、武は覇者はじゃの道にして、心、王者の心を以て旨となす。明皎々として一点の邪心じゃしんあるべからず。されば賭仕合かけじあいい、賭勝負、およそ武道の本義にもとるべき所業は夢断じて致すべからず、とな。